DSP(高速演算処理装置)
ディジタル信号処理の例
移動平均処理の手法を例にして
実際に使われる移動平均処理(ローパス・フィルタの一種)をディジタル信号処理の例で説明します。
この処理を1サンプル取り込むごとに実行するプログラムを実装することで、4サンプルによる移動平均処理(ローパス・フィルタ) が実現できます。
応用例
また、下図のようにA(0)・A(1)・A(2)・A(3)の機能ブロックを組み込み、定数の演算や遅延処理機能を追加することによって、様々なフィルター(ローパス・ハイパス・バンドパスなど)を実現することもできま す。定数や係数を自由に変更することも可能になります。
DSPが活躍する
DSPは、上図のブロック図で表された部分の数値演算を精度よく高速に演算処理する演算器として使います。実際のDSPには、それぞれのブロックに相当する機能ブロック(プログラム化した)がライブラリーとして用意されています。