自動捕捉式はかりの検定点検サービスのご案内
自動捕捉式はかりの検定について
自動捕捉式はかりの検定に関するご案内
計量制度に関する政省令の改正により、取引または証明で使用している自動はかりが検定対象となりました。
自動重量選別機(ウェイトチェッカ)は自動捕捉式はかりに分類されて、取引または証明に使用している場合は、検定を受検することが義務化されます。
自動捕捉式はかりを取引または証明に使用する場合、検定に合格したものでなければ使用できないとは、具体的に何をすればいいのか?準備することはあるのか?機器の状況は?等で、お困りの方は、当社の検定に関連するページをご確認いただき、サービス部門にお問い合わせください。
自動捕捉式はかりの検定制度に関係する各種情報について
平成29年(2017年)計量法改正による計量制度変更に関係する各種情報、スケジュール、よくある質問については、自動捕捉式はかりの検定制度に関係する各種情報のページより確認をお願いいたします。
※自動捕捉式はかりの検定制度等についてご説明いたします。
※自動捕捉式はかりの検定の準備として、現在ご使用のウェイトチェッカが検定対象かどうか診断してみてはいかがでしょうか。
下記より【ウェイトチェッカの自己診断】の資料をダウンロードできます。ぜひ、ご活用ください。
ウェイトチェッカの自己診断
自動捕捉式はかりの検定点検サービス
1.検定点検サービスとは
自動捕捉式はかりの検定とは、ご使用中のウェイトチェッカが計量法で定められた基準(以下、技術基準という)に適合しているかを検査して判定いたします。
これを分かりやすく例えると、自家用車での車検制度(ここでは継続検査)によく似ています。
車検制度では、2年毎に決められた保安基準に適合しているかを定期的に検査いたします。
自家用車の車検(継続検査)
自動捕捉式はかりの検定
自動捕捉式はかりの検定制度は、車の車検制度をイメージしていただけるとわかりやすいです。
自動捕捉式はかり(ウェイトチェッカ)を長年使用していることで、部品の消耗等により、計量精度を満たさない場合、点検整備しなければ、検定では不合格になる可能性が高くなります。
そこで、検定を受検される前に、当社での点検・整備・修理対応として、検定点検サービスをご活用ください。
当社では、検定点検サービスを3種類ご用意しております。①検定対応点検 ②検定直前点検 ③模擬検定
※はじめて検定を受検される方は、①検定対応点検 と ②検定直前点検 を受けていただくことをおすすめしております。
2.検定点検サービスについて
検定点検サービスは、①検定対応点検 ②検定直前点検 ③模擬検定 の3種類があります。
①検定対応点検
はじめて検定を受検される方を中心に、現地でウェイトチェッカを点検して、機器の状態確認や消耗部品交換を見極めます。
訪問した際には、検定における概要や検定申請書の申請手続きについてご説明いたします。
⇒ 検定を受検するための点検です(初回の検定では重要)
実施時期の目安
検定受検予定日の約2~3ヵ月前
検定対応点検に含まれる現地訪問対応
- 検定概要の説明(申請者に検定の流れ、申請書の書き方を説明)
- 機器の状態確認(機器状態チェック、点検項目確認)
- 消耗部品交換の見極め(交換部品の手配、交換準備)
- 対応点検結果を報告(点検チェックリスト提出、申請代行手続き(別途費用))
②検定直前点検
消耗部品の交換を行い、ウェイトチェッカが最適の状態で検定を受検できるようにいたします。
検定の直前に模擬検定を含めた技術基準の確認を行い、必要に応じて計量精度を調整いたします。
⇒ 最適な状態で検定を受検するための点検です
実施時期の目安
検定受検日の前日、もしくは数日前
検定直前点検に含まれる現地訪問対応
- 消耗部品の交換(部品交換による予防保全、機器リフレッシュ)
- 計量精度調整(外観可動部乗り継ぎ、設定調整、計量精度確認)
- 模擬検定を実施(簡易模擬検定、標準計量動作試験、結果まとめ)
- 直前点検結果を報告(点検チェックリスト提出、検定当日の説明)
※一部の部品交換は、サービス部門(製造事業者)または修理事業者に限り、交換することが可能です。
③模擬検定
ウェイトチェッカにおける現状の計量精度を把握するため、検定に模した簡易検査を実施します。
事前に機器の計量精度を把握したいケースや長期使用して設備更新を検討されている際に推奨しています。
⇒検定を受検すると想定して、合否判定の参考(目安)になります
実施時期の目安
検定受検の検討時期
模擬検定に含まれる現地訪問対応
- 検定概要の説明(申請者に検定の流れ、申請書の書き方を説明)
- 模擬検定を実施(簡易模擬検定、標準計量動作試験、結果まとめ)
- 模擬検定結果を報告(模擬検定結果を提出、検定合否の目安を説明)
※事前に精度等級・検査目量の設定および計量サンプルの準備をお願いします。
※ウェイトチェッカの計量精度調整や部品交換、点検、整備等は含まれておりません。
3.検定直前点検・模擬検定での注意事項
検定直前点検では、ウェイトチェッカのはかりとしての性能を最大限に発揮できるように整備致しますが、使用状況によっては、検定の合格基準に達しない場合も考えられます。
模擬検定では、検定同様に模擬で検査を実施致しますが、現場環境が検定と同じ状況とは限りませんので、検定の合格基準に達しない場合も考えられます。
※検定直前点検・模擬検定は、検定の合格を保証するものではないことをご了承いただけますようお願い申し上げます。
弊社は指定検定機関として指定を受けており、ご依頼により検定部門にて検定を実施いたします。
(検定点検を実施する弊社のサービス部門は、点検・整備・修理を専門とした部門となります)
※サービス部門(検定実施不可) ≠ 検定部門(整備・調整不可)
指定検定機関に関係する情報については、指定検定機関ページをご確認ください。
検定に関連するご質問は、検定お問い合わせフォームよりご連絡ください。
検定点検サービスに関するお問い合わせ・お見積りをご希望の方は、下記までお問い合わせください。
検定点検サービスのお問い合わせ・お見積り依頼FE部 受付時間 9:00~12:00、13:00~17:00 月~金(祝日・弊社休業日を除く)
検定後の自動捕捉式はかりの修理について
自動捕捉式はかりの修理は、検定合格前と合格後でその修理における対応・処置が変わりますので、注意が必要です。
1.検定後の修理における注意事項
計量法の改正により、自動捕捉式はかりは特定計量器(目量10mg以上、目盛標識の数100以上)に位置付けされました。
自動捕捉式はかりの修理は、製造事業者または修理事業者が行い、修理後も取引または証明にご使用される場合は、検定を受けて合格する必要があります。
これまでの修理の流れ
これからの修理の流れ
※1:適正計量管理事業者は簡易修理対応・使用中検査が可能です。
※修理に関する注意事項
- 「軽微な修理」は、誰でも(お客様・サービス部門(A&D))修理することができます。
- 「簡易修理」、「通常修理」は、自動捕捉式はかりの製造事業者、または修理事業者に限定されております。 ※1
2.修理における区分について
自動捕捉式はかりの修理を実施する場合は、故障後の復旧対応により、下記の通り修理区分が分類されております。
(補足)
JIS B7607:2021の附属書JD内では、修理区分として「軽微な修理」、「簡易修理」、「修理」で分類されております。
エー・アンド・デイでは、「修理」を他の区分と混合しないように、「通常修理」と呼称しております。
3.自動捕捉式はかりの修理における依頼
自動捕捉式はかりの修理に関するお問い合わせ・お見積りをご希望の方は、下記までお問い合わせください。