血圧のおはなし
電子血圧計で血圧を測ろう!
血圧を測定する際には、血圧を測ってもらう人の上腕(二の腕)にゴムの袋の入ったカフ(腕帯、駆血帯)を巻きます。この時、カフが小さ過ぎたり、カフを巻く位置が心臓よりも低かったりすると実際の血圧よりも高くなってしまうので注意が必要です。
電子血圧計の場合、上腕に巻いたカフは測定を開始すると同時に自動的に膨らみます。この膨らみによって、上腕の血液の流れが一時的に止められます。その後、カフの空気をゆっくりと抜いていき、血液が流れはじめるまで圧力を下げていきます。
ゆっくりとカフの空気を抜いていくと、小さな心拍(脈動現象)を確認することができます。この脈動はカフが緩くなっていくにつれて大きくなり、最も大きな振幅になった後、再び小さくなります。この山形の振幅波形情報と聴心法の結果を統計的に処理した独自のアルゴリズムで解析することで、血圧を算出しています。
この解析方法は「オシロメトリック方式」と呼ばれ、今では殆どの電子血圧計に採用されています。エー・アンド・デイは、家庭用電子血圧計に於いて世界で最初にオシロメトリック法を採用し、世界初のオシロメトリック式電子血圧計の製品化に成功しています。
※ページ内文書参考:厚生労働省高血圧ホームページ、ほか