電子天びん使用時の注意点
5. 磁性材の測定時の注意
A)磁性材の影響
磁性材や磁化した試料を測定する場合、天びんの部材が磁化して引き合ったり、フォースコイル部分が磁気の影響を受けて、正しい計量ができなくなることがあります。
B)磁性材への対策
試料と天びんとの距離を開けることが対策となります
- パーマロイなど(透磁率の高い軟磁性材料)により試料を覆い、磁気シールドする。
- 床下ひょう量で、天びんと試料の距離を広げる。
- 天びんの皿と試料間に磁性の無いスペーサを配置し、磁気の影響を低減する。