情報マガジン『WAY』

エー・アンド・デイ情報マガジン『WAY』

VOL.5 2016.DECEMBER 生活協同組合連合会コープネット事業連合 品質管理部 商品検査センター様

ユージングシーン
校正用分銅内蔵型汎用天びん
GXシリーズ

校正用分銅内蔵型汎用天びん GXシリーズ 製品画像

“試験所認定”ISO/IEC17025(注1) を取得!
天びんの定期的な校正は「やって当然のこと」。

コープネット事業連合様にインタビュー

関東信越地区1都7県6会員の生協とその子会社で構成されている生活協同組合連合会コープネット事業連合様。
「食卓を笑顔に、地域を豊かに。」のビジョンのもと、6会員生協の総事業高は5,270億円、組合員数は451万人を超えています。

2016年8月に“試験所認定”と呼ばれるISO/IEC17025認定を取得。
品質管理を行ううえでのマネジメント力と、信頼性のある試験結果を生み出す技術力が国際的に認められました。
食の安全をさらに徹底していくために、品質管理部商品検査センター様でご採用いただいている天びんは、毎年必ずA&Dの現地校正サービスを受けていらっしゃいます。

インタビューいただいた生活協同組合連合会コープネット事業連合 品質管理部 商品検査センター様の画像

生活協同組合連合会コープネット事業連合 品質管理部 商品検査センター
左から
センター長
春日 理 様
担当係長
藤田 将人様
担当
角田 亜矢子様
企画担当
斎藤 依子様
担当係長
井上 浩輔様

地域から“身近に生協があって良かった”という“頼られる存在”をめざしています。

インタビュアー まず、商品検査センター様のお仕事について教えてください。
春日様 我々の役割は、フードチェーン全体で取り組んでいる食品安全・品質保証の取り組みの中の一つであり、商品の状態を科学的・客観的に把握することで、検査データを蓄積・分析し、商品の改善や品質向上に役立てることです。最終的にフードチェーンのアンカーである、生協に加入して利用している「組合員」に、安心して商品をご利用いただくために科学の目で商品を監視しています。
井上様 検査には、大きく分けて3つのジャンルがあります。商品供給前の事前検査、組合員に届くタイミングで行う供給時検査、組合員からのお申し出に対応する検査の3つです。特に、組合員からのお申し出の中でも、異味異臭や体調不良などの重大なお申し出の場合は、何よりもすみやかに原因を特定することが求められます。
斎藤様 検査項目には微生物や食品添加物、残留農薬、アレルギー物質の検査などがあり、原料や商品ごとのリスクに応じて検査しています。それぞれの商品が、関連法令や自主基準に適合していることを確認しています。
春日様 このたびISO/IEC17025認定を取得しましたが、我々の日ごろの検査や試験の品質・技術力が証明できたことを、とてもうれしく思っています。
インタビュアー 認定取得は、みなさまの自信にもつながるのでしょうね。
五十嵐様 そうですね。この認証取得により、検査結果の妥当性を実証・証明できる仕組みができました。これは検査に関わる部門にとって重要なことでもありますが、組合員をはじめとするフードチェーンに関わる人たちに対し、検査結果の説明責任を果たすということでは当たり前とも言えます。認定を取得することで、生産者といっしょに食品安全に取り組み、組合員により安心して商品を購入していただけることをめざし、今後も努力し続けたいと思います。

食の安全は計測・計量機器の定期的な校正から。A&DさんからJCSSの校正証明書を発行していただけるので安心です。

インタビュアー A&Dの天びんは、お役に立てていますでしょうか?
井上様 当センターでは長年、毎日A&Dさんの天びんをさまざまな検査に使わせていただいています。
インタビュアー 毎年、A&Dの現地校正サービスを受けていただいていますね。
井上様 もう何年も前からずっとお願いしています。JCSS校正認定事業者のA&Dさんの校正なので、信頼しています。
春日様 残留農薬の検査を例に取りますと、あってはならないことではありますが、ある野菜が我々の検査では基準を超えていたとしても、生産者から「基準を超える農薬は使っていない」という反応であれば、最悪の場合は訴訟問題まで発展する可能性も否定できません。
斎藤様 そういうときは、自分たちの検査方法に間違いがなかったことを証明する必要があります。したがいまして、天びんの校正証明も重要なのです。校正認定事業者のA&Dさんに校正をお願いしてJCSSの校正証明書を発行していただいているのも、自分たちの身を守るためでもあります。
井上様 現地校正の日程についても、事前にA&Dさんの専門スタッフの方と打ち合わせして、とてもスムーズに行っていただいています。作業もスピーディですし、その場で校正結果をていねいにフィードバックしていただけるので、安心してお願いできます。
春日様 校正には多少のお金も時間も手間もかかります。しかし、基本となるデータに間違いがあると正しい検査結果は求められません。ですから、計測・計量機器の定期的な校正は「やって当然のこと」であり、もったいないとか面倒だとか考えたことはないですね。

A&Dさんの技術セミナーには、スタッフみんなで参加しています!

インタビュアー A&Dでは毎年4回、埼玉県北本市の開発・技術センターで技術セミナーを開催し、ユーザー様に分析天びんの正しい使い方をご案内しています。
斎藤様 いままでに10名のスタッフが参加させていただいています。少人数のセミナーで、メーカーさんの開発担当者と直接会話をしながら実機を操作させていただけるセミナーなので、とても有意義ですね。
春日様 スタッフの中にはパート職員もいますが、正職員と同様にセミナーに参加しています。我々の場合は、パート職員は正職員よりも一日の勤務時間が短いというだけで、業務内容や使命感に差異はありません。一人ひとりが「私が検査することに意味がある」という意識を持って業務に取り組んでいますので、心強いです。
斎藤様 みんな自発的に勉強したいという気持ちを持っています。時間的な効率を考えれば、誰かが代表してセミナーに参加して、そこで教わったことをスタッフの中で水平展開することも一つの方法かもしれません。でも、みんなプロに直接教えていただきたいのです(笑)。
インタビュアー 本日は貴重なお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。

(聞き手:株式会社エー・アンド・デイ 販売促進部)

お客様情報

生活協同組合連合会コープネット事業連合
設立年月日
1992年7月21日
出資金
204億万円
職員数
686名
パート職員
578名
品質管理部 商品検査センター 所在地
埼玉県さいたま市北区吉野町2-248-1
マスコットキャラクター:ほぺたん

お使いいただいているA&D製品

校正用分銅内蔵型 防塵・防水型中量級天びん GX-Kシリーズ

防塵・防水IP65、粉塵の舞う環境や水滴がつくサンプルの計量に最適

校正用分銅内蔵型 防塵・防水型中量級天びん GX-Kシリーズの製品画像
校正サービス

エー・アンド・デイは、お客様のご要望に応じ、適切な校正サービスをご提供します。

  • エー・アンド・デイは、JCSS校正認定事業者です。
  • ダイナミック波形の大画面表示
  • はかり・分銅のJCSS校正証明書の発行が可能です。(一軸試験機・力計・トルクメータも発行可能)
  • お客様のご要望に即したプランをご提供します。
    • 工場出荷時校正
    • お預かり校正
    • 現地校正
  • 一般(ISO)校正も可能です。