病院と連携しているアプリなので、スマホが「かかりつけ医」の受付になっています。

インタビュアー 貴社のPHR管理アプリ「Smart One Health」のメリットについて教えてください。

戸上様 アプリの利用者様と医療機関の両方に大きなメリットがあります。利用者様は日常的にご自身の健康状態を確認することで病気の予防につながりますし、もし何らかの病気に罹患した場合でもスピーディに適切な診察を受けることができます。また、医師は診察時間の短縮や適切な処置を行うための貴重な情報を得ることができます。

インタビュアー 企業の健康経営にも貢献されているそうですね。

戸上様 健康経営に取り組んでいらっしゃる企業からとても喜んでいただいています。当社は医療機関と協働しているため、社員のみなさまの日常の健康データを医療機関に連携させることで、外来の医師との対面での診療に近い状態でオンライン診療を受けることもできます。そういう意味では、お手持ちのスマホが「かかりつけ医」の受付になっていますね。

ソフトウェア開発キット（注3）の公開による直接連携にも、クラウドAPI連携（注4）にも柔軟に対応しているＡ＆Ｄさんに期待しています。

インタビュアー Ａ＆ＤのICT健康機器をご採用いただき、ありがとうございます。

戸上様 Ａ＆Ｄさんに限らず、どこのメーカーさんとも連携したいというのが当社の基本スタンスではありますが、Ａ＆Ｄさんはアプリの利用者様にデータを便利に使ってほしいというポリシーが徹底しています。そのためソフトウェア開発キットを公開して直接連携に対応しているだけではなく、クラウドAPI連携にも柔軟に対応してくれている実直な企業なので、当社が医療DX（注5）を進めていくためのパートナーとしてふさわしいと考えています。

インタビュアー 医療現場でのご評価をお聞かせいただけますか？

戸上様 Ａ＆Ｄさんはずっと以前から多くの医療現場で使用されている医療機器メーカーなので、医師たちにとって馴染みがあります。「Ａ＆Ｄさんのデバイスを採用している」と言うと安心してくださる医師が多いですね。

生成AIなどデジタル技術の進歩が著しく、治療から予防、検知へと広がっていく未来の入り口に立っています。

インタビュアー 近未来の医療DXをどのようにイメージされていますか？

戸上様 近い将来に、どなたでもスマホで手軽に健康管理を行い、病気の予防と検知ができる世の中になると思います。アプリの利用者様の承諾を得た上で、利用者様がご自身の健康データを測定するだけで、医療機関がそのデータを確認して病気に罹患するリスクを検知できる状態になることが理想です。
データを活用した社会構造の変化に対応していくために、今後もＡ＆Ｄさんと協力して健康社会の実現に貢献していきたいと考えています。

インタビュアー 本日は貴重なお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。

インタビュー動画

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