情報マガジン『WAY』

エー・アンド・デイ情報マガジン『WAY』

VOL.1 2016.JUNE 雪印メグミルク株式会社様

A&Dの金属検出機を使用して検査している商品
ミルクで味わう本格ラテ「ボトラッテ」

ミルクで味わう本格ラテ「ボトラッテ」 画像

ウェイトチェッカと金属検出機が安全・安心に貢献!
A&Dのカスタマイズ技術が信頼を生んでいます。

雪印メグミルク株式会社様にインタビュー

  • 安全で安心していただける商品の提供
  • 消費者への情報提供、情報開示
  • 消費者の声を傾聴し、経営に反映
  • 危機管理体制の整備により迅速、適切に対応

これら消費者重視経営の4つの姿勢をベースとした品質保証方針を定めている雪印メグミルク様。
全国の工場における安全・安心づくりにA&Dが開発したウェイトチェッカと金属検出機がお役に立っているとのことで、お話を伺いました。

インタビューいただいた雪印メグミルク株式会社様の画像

雪印メグミルク株式会社
右から
海老名工場 製造四課
果汁クリーム充填 主任
高橋 雅佳様
生産技術部 設備技術グループ
大西 浩二様
品質保証部 統括グループ
小石 明様

品質管理のために、A&D製品はなくてはならないアイテムです。

インタビュアー まず、貴社の品質管理体制についてお聞かせください。
小石様 世界標準の品質マネジメントシステムのISO9001と食品の安全性を確保するための衛生管理手法のHACCPの考えを取り入れ、弊社独自の品質保証システム『MSQS(雪印メグミルク品質保証システム)』を定めています。このシステムのもと、設計・開発・調達・生産・物流・販売など各部門で働く全従業員による品質保証活動を推進しています。
インタビュアー 品質管理において、設備導入される際に重要視されているポイントを教えてください。
小石様 安全で安心して食べていただける良質な商品をお届けするために、当然のことですが、金属異物を含む商品を出荷することはあってはなりません。また表示通り、正しい重量の商品をお届けすることも、お客様に弊社商品を安心してご購入いただくための重要管理点と考えています。そのため、弊社の品質管理においてA&Dさんの製品はなくてはならないアイテムとなっています。

通信機能を有効に活用。シグナルタワーを5灯式にカスタマイズ。

高橋様 当初、充填ラインには日付画像処理装置やウェイトチェッカ、金属検出機などの検査機を個別に設置し、検査機ごとにNG品を系外排出していました。しかしこれではNG品の管理や確認作業が大変な上、製造室内では人の動線を考慮した設計を行う必要があるため、検査機を一つにまとめたかったのです。
大西様 以前の方法から「良品通過」という考え方に改め、各検査機で良品判定だった製品だけを後工程に流す制御に転換しました。これにより、万が一装置が故障した場合には良品判定信号を送信しないので、選別機にて全数排出され未検査製品を後工程に流すことがなくなり、事故を未然に防ぐことができます。この考えを共同で取り組み、実現したのがA&Dさんの一体型検査機でした。
インタビュアー A&D検査機の使い勝手はいかがでしょうか?
高橋様 弊社の工場では中身が違ういろいろな飲料をつくっていますので、各品種に合わせた重量設定、液面の揺れ具合を考慮した設定が必要になります。A&Dさんのウェイトチェッカは品種の登録が100種類あり、各品種の特性に合わせた細かい設定ができます。しかもその設定が装置のスイッチだけで可能ですので、とても使い勝手が良いと思っています。
大西様 ラインオペレーターが充填管理システムに登録した生産アイテムを選択することで、各設備に自動で品種情報が転送されて品種切り替えを行っています。この自動システムもA&Dさんの製品の通信機能を有効に活用することで成り立っていて、ラインオペレーターの設定ミス防止に大変役立っています。
高橋様 以前は異常内容別表示のシグナルタワーが3灯式で、各検査機の重複した異常表示を行っていたため、オペレーターが適切に判断することが難しい場合もありました。それが現在では5灯式を採用して個別表示できるようになり、弊社の標準仕様になっています。
大西様 シグナルタワーのカスタマイズにも、さきほどの良品通過への転換にも同じことが言えますが、A&Dさんには弊社の “あるべき姿”という思いを実現していただきました。

より良い設備に進化させていくために、技術交流を。

高橋様 検査機が故障すると生産が止まり、お客様にご迷惑をおかけしてしまいます。従って設備の安全性、信頼性、維持管理性がとても重要です。A&Dさんにはメンテナンスについても柔軟に対応していただいており、感謝しています。
小石様 年々、品質に対する社会的な要求が厳しくなってきています。それに対応するために、検査機にもいままで以上の精度や確実性が求められます。A&Dさんの技術をさらに高めて、より高精度な検査機を開発していただきたいと期待しています。
大西様 今後もA&Dさんと弊社との信頼関係を維持し、より良い設備にしていくための技術交流も行わせていただきたいと考えています。
インタビュアー 本日は貴重なお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。

(聞き手:株式会社エー・アンド・デイ 販売促進部)

お客様情報

雪印メグミルク株式会社
本店所在地
東京都新宿区本塩町13番地
(登記上本店)
北海道札幌市東区苗穂町6丁目1番1号
設立年月日
2009年10月1日
代表取締役社長
西尾 啓治
資本金
200億円
従業員数
4,823名(連結:2016年3月末)
雪印メグミルク株式会社の外観画像

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