引張、圧縮、振動、加振試験

リニアタイプのアクチュエータで供試体に負荷を加えて試験します。

門型耐久試験機

直線方向に加振するタイプ。力をかける方向は上下、左右任意で製作できます。
通常の疲労試験機のほか、特性を測る試験機や、生産ラインに入るような検査機の量産製作も対応しています。
上下+左右といった複数軸、恒温槽や環境槽との組み合わせ試験も可能です。

サスペンション / ダンパー

サスペンションやダンパーの耐久性や減衰力特性を計測するための試験機です。

本試験機で可能なこと

  • 制御装置(ソフトウェア)にあらかじめ入力された試験条件を呼び出し、自動的に加振・計測・図形出力を実行
  • サーボバルブを2台装備し、 極低速から超高速まで広い速度範囲の試験
  • フリクション計測試験やスプリング式のサイドフォースユニットの追加
  • オプションの恒温槽により、-50~+150℃の範囲で試験が可能

減衰力特性測定用のソフトウェアもご用意しております。
漸増サイン波形条件を最大12STEPまで設定可能です。
試験速度(m/sec)と最大ストロークを入力することで周波数を自動で計算します。

収録されたデータを
F-S Graph (Force-Stroke)
F-T Graph (Stroke・Force・Velocity・Press1・Press2)
F-V Graph (Force – Velocity)
として表示します。

防振ゴム

防振ゴムに繰返し荷重を負荷し、供試品の耐久性を評価することや、製造ラインにおいて防振ゴムの特性を検査することを目的としています。
パーソナルコンピュータシステムにより、あらかじめ設定された条件に従い、全自動で検査を行います。
スライドタイプの供試品搬送装置が付いており、計測範囲 5 Hz ~ 100 Hz に対応可能な構造になっています。
油圧源の自動管理機能があり、ランニングコストを下げることができます。

製造ラインへ量産機の組込みも対応いたします。
数百 Hzの高周波にも自社制作のサーボバルブで対応可能です。
ソフト仕様書見て検索掛かるように動ばね係数測定ができる専用ソフトもご用意しております。

可搬型試験機

定盤上など自由にレイアウト変更できる可搬型タイプの製作も対応しています。

現状の試験機定盤にアクチュエータを追加することもできます。
自由度、汎用性が高くお客様のさまざまなニーズにお応えします。

複数軸の同期制御についても対応可能です。

実車加振試験機、多軸制御試験機

2~8軸までのシリンダ制御で複雑な試験環境も再現可能です。
各軸個別に目標波形の作成に対応しています。

実車加振や、振動模擬試験等、より実使用環境に近い試験を実現します。

実車加振装置は乗り心地の現象解析・性能予測のため、前後入力寄与の高い現象も含めて乗り心地評価路面の実走状態を再現します。
実働波(時間軸、周波数軸)の再現に関しては、車体制御部および加速度ピックアップからのフィードバックを元に加振波形を学習し、上位機器からの加振要求波形を再現します。

計測制御システム(DSP)
システムの計測、制御を実行し、PC上での設定、操作、表示などユーザーインターフェースとなるソフトウェアを自社製作しています。
複数軸の制御も単体コントローラーで一括制御が可能です。

リアルタイム性が必要な計測、制御ブロックはDSP内で実行し、オペレータによる操作、表示はWindows PCで管理するプラットフォーム構成になっています。
そのため、計測、制御機能の高速性、リアルタイム性の保証や信頼性確保とWindowsの利便性が両立します。
両者を結ぶソフトウェアとしてDSP用基本開発ソフトVirtual Consoleをご提供します。
これによりWindowsベースの操作、表示画面から、リアルタイムで作動している制御部の操作やデータ取得まで、リアルタイム作動に影響を与えずに行うことができます。

シート試験機

自動車用シートAssyに対し、シート特性試験およびシート耐久試験を行うことを目的としています。

シート特性試験の対応範囲

  • 「JIS E7104」「JASO B407-87」「JASO B408-2013」「汎用」の各試験項目
  • シート耐久試験:「JIS E7104」の耐久試験
  • プログラム試験:シート特性試験およびシート耐久試験を組み合わせた試験

振動試験機

本装置は供試体を加振テーブル上に固定し、繰返し変位を与え振動性能を評価することを目的としています。
繰返し荷重・変位を発生するアクチュエータは油圧サーボ式で変位制御試験が可能です。

加速度検出器を設置し、加速度のモニタリングが可能です。
加振テーブルサイズや、取付けネジピッチの特注対応が可能です。
周波数は0.01~500 Hzに対応しています。

掃引動作用ソフトウェアもご用意しています。

加振周波数を開始周波数から終了周波数の範囲で周波数を変更し、加振することができます。
試料等に付けた加速度を測定しグラフで表示します。
掃引試験の条件、結果をハードディスクに保存できます。

その他

既設試験機改造対応

  • 試験条件が納入当時と変更になってしまった
  • 要求元からの試験要求が複雑になってきた
  • 一部のみリフレッシュ更新したい

既設試験機の改造対応についてもご相談ください。