ねじり、回転、ステアリング試験
ねじり、回転、ステアリング試験
供試体に回転方向の負荷を加えて試験します。
ねじり試験
試料にねじりトルクを負荷し、供試体の耐久性やねじり特性を評価することを目的としています。
反力台を移動機構(電動式)により移動させることにより、試料の取付け間隔を容易に調整することができます。
供試体の飛散防止用の安全カバーなどもオプションでご用意しています。
また、リニアタイプのアクチュエータなどと組み合わせた複合試験機も製作しています。
試験条件に応じて、油圧、電動それぞれ適切なスペックの試験機をご提案いたします。
静破壊試験をはじめとした専用ソフトウェアをご用意しています。
試験結果、条件の保存等、使用方法に合わせて設計いたします。
回転
試料に対し、回転のほか、揺動・スライド方向運動の負荷を与えドライブシャフトなどの高低温中での単体耐久性を評価することを目的としています。
試験中はグリス等の飛散防止をセンサー等で感知し、試験を停止します。
本システムにて可能なこと
- 回転他各軸、恒温槽温度のプロブラム運転
- 各データをグラフ表示(回転速度、搖動変位、転舵角度)
- サンプリングタイムを耐久時間に応じて任意に設定
- 試験条件を保存・読込み
- 試験結果をCSV形式で保存・読込み
ステアリング
本装置は、ステアリング装置の耐久性、性能等検証するためのものです。
ステアリングホイール側から操舵入力を与える操舵装置、タイヤ側から負荷を与える負荷装置により構成されます。
タイヤ側の負荷装置についてはリニアアクチュエータ、ロータリーアクチュエーターからお選びいただけます。
操舵アクチュエータは、安定駆動に優れる油圧サーボ式、省電力・メンテナンスフリーのACサーボモータ式を選択できます。
コントロールコンポで制御されているため、試験波形の再現性に優れています。
ステアリングユニット試験のほか、実車ステアリング試験機の導入例があります。
- 操舵装置より転舵してタイヤ側に負荷を与える正駆動試験
- 正駆動試験時、負荷波形を矩形波の他任意波形にて駆動
- 正駆動試験時、間欠運転
- タイヤ側からの衝撃試験(逆入力試験)
- 末切路面負荷の操舵角、操舵トルクをデータ取得し正駆動試験として再現
- ロックtoロックの繰り返し試験
- 片方のタイヤ側より強制的に駆動し反対側の負荷装置、および操舵装置にて負荷吸収する逆入力試験
- 同一試験パターン(正駆動、逆駆動)において、波形・負荷条件などをあらかじめプログラムし、順次自動で実行するプログラム運転
ホイールねじり試験
リニアアクチュエータを用いて供試体にねじりモーメント負荷をかけます。
試料固定テーブルは電動で昇降させることができます。
空冷式の油圧源を採用することで省スペース化を実現でき、冷却水も不要です。
駆動装置のアクチュエータは、油圧サーボ方式を採用します。
装置本体には安全カバー/飛散防止用カーテンを設置し、インターロックで安全に試験を実施できます。
試験条件の設定(加振条件,オートリミッタ,プリセットカウンタ)
- 加振を開始/停止
- 変位、荷重の値をモニタ
- 油圧源を起動/停止
- 油圧源の状態 ( 運転中/停止中 ) を表示
- 警報停止原因を表示