モータHILS (モータ制御ECUの開発・検証ツール)
モータHILS (モータ制御ECUの開発・検証ツール)
モータを制御するECU(Electronic Control Unit)の制御ロジック開発・検証を行うためのHILSシステム
モータHILSでは、電気自動車などに用いられるモータの挙動をモータモデルでシミュレーションし、計算結果のセンサ信号などを実際の電圧として出力します。
ソフトウェア(PC)・ECUからの制御を受けたモータの挙動をリアルタイムに再現いたします。
モータHILSを用いることで、実モータを使わない制御検証が行えるため、検証工程を前倒しでき、安全設備の確保も必要ありません。
最速10nsでの高速データログ機能を搭載しており、より詳細な制御デバッグも可能です。
操作用アプリ「iTest-DC」に加え、Simulinkモデルを編集せずにI/Oの操作が可能な「IOConfigurator」などをご使用いただくことで、ツールベンダーにとらわれない開発環境を実現いたします。
また、モータラインナップとしてPMSMモータ、IMモータをご用意しており、導入後すぐ使えるアプリケーションとしてご提供しております。
ウェビナー動画
モータHILSのご紹介
電動車開発におけるモデルベース開発とHILS活用事例
エー・アンド・デイ モータHILSの特長
高精度・リアルタイム動作
大容量FPGAにより複数モータ組込みも可能
多彩な検証機能
故障模擬機能・最速10nsでの高速データロギング機能搭載
多種多様なモータに対応
PMSM(LdLqモデル/JMAG-RT対応モデル) ほか多数
迅速・丁寧なサポート
HILS立ち上げから他社連携まで、幅広くサポート
エー・アンド・デイ モータHILSについて
大規模・精密モデルをリアルタイムで動作可能
- Xilinx社のKintex-UltraScaleの採用により、最大で200MHz動作での高速演算を実現
- 5Gbpsのボード間高速通信によりFPGAボードを複数枚連携可能、さらなる大規模モデルに対応
- 大容量RAM搭載により、JMAG-RT、空間高調波モデル等の精密モータモデルを実装可能
ボード1枚で複数モータ組込み可能
- 複数モータ搭載可能な大規模FPGAに加え、高速アナログ、デジタルIOを必要数搭載
多彩な検証機能によりデバッグ作業を効率化
- 故障模擬回路の実装により、実回路で天絡・地絡・断線を再現可能
- 自己診断機能の搭載により、日常点検だけでなく、動作不良発生した際の問題発生時の切り分けが可能
- データログ機能により、高速演算の内部信号をロギング可能、詳細な検証およびプラントモデル開発にご利用いただけます。
すぐ使えるアプリケーションとして、GUI、モデルの提供が可能
- PMSMモータLdLqモデル、故障模擬を含むインバータモデル、センサモデル(レゾルバ、ロータリーエンコーダ、電流センサ)、簡易モータ負荷モデル、簡易モータコントローラモデルを標準アプリケーションとして提供
- 高いFPGA実装技術を有するトヨタテクニカルディベロップメント社(TTDC)との提携により、TTDC社製のJMAG-RT対応モータモデルを実装可能。また大容量のRTTファイルを自動で精度よく間引く特許技術により精度の低下を抑えたシミュレーションを実現
アプリケーション事例
- ハイブリッドカーパワートレインのモータECUの検証
- 電気自動車パワートレインのモータECUの検証
- 電動パワートレイン開発
- プラントモデル開発
ハードウェア製品
HELIOS
構築性、拡張性が高いプラットフォームです。
FPGA-Board
モータ制御ECU開発の効率化に貢献致します。
ソフトウェア製品
iTest-DC
SILS⇔HILS⇔ベンチで資産(GUI、テストパターン等)の流用が可能
iTest
GUI、テスト作成等を行うソフトウェアプラットフォームです。
LabWorX
LabWorXは試験や試験設備を統合管理するサーバーアプリケーションです。