バッテリHILSとは?

バッテリHILSとは、バッテリを制御するBMS(Battery Management System)の制御ロジック開発・検証を行うためのHILSシステムのことです。

「HILSとは」
HILSとは“Hardware In the Loop System”の略で、ここでの”Hardware”は主にコントロールユニットを指します。実機のコントロールユニットと、モデル化した制御対象を接続し、テストを行うシステムの総称です。
※コントロールユニットの代表例:ECU(Electronic Control Unit)、BMS(Battery Management System)

「HILS装置とは」
HILS装置とは、コントロールユニットの制御対象(バッテリやモータ)をモデル化して、コンピュータ上で挙動を再現する装置です。制御対象の実機を用意する必要がないため、検証工程の前倒しや、特別な設備がいらない安全な検証作業が可能です。

「バッテリHILSとは」
制御対象となるバッテリ周辺のハードウェアをモデル化した装置であり、実バッテリ無しでのECU/BMSの開発・検証が可能です。

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図解:バッテリHILSシステム

バッテリHILSシステム図解イラスト

バッテリHILS導入メリット

開発効率UP

  • 実機の準備時間を削減(バッテリレス試験、充放電の時間が不要)
  • 誤差要因の排除(劣化・個体差によるバラツキの考慮が不要)
  • 自動テストをかんたん構築

多種多様な検証

  • 実機では難しい試験を手軽に検証可能
  • BMS全体の開発が可能(充電率推定など周辺機能含めて)