温度影響を考慮したタイヤ特性計測 受託サービス
温度影響を考慮したタイヤ特性計測 受託サービス
タイヤ温度による発生力の違いを観察できます
タイヤ特性を計測するときに、タイヤ温度を一定化するために慣らし走行をすることはよく知られています。
それはタイヤ温度によって、タイヤが発生する力が変化するためです。
タイヤ操縦性試験は車両の性能に影響するため、計測時の温度条件を知ることは重要です。
ただし、計測場所(トレッド表面、トレッド内部、タイヤ内の空気)によって、温度の変化挙動は異なります。
弊社では、フラットベルト式タイヤ試験機によるタイヤ試験に加えて、各点の温度を計測し、タイヤの特性の温度依存性についてのデータを提供します。
ウェビナー動画
タイヤ・サスペンション開発に貢献する、タイヤ関連受託試験サービスのラインナップご紹介
特長
試験事例
- ご要求の試験動作中における温度推移を計測
- 試験開始時タイヤ温度のご調整
※温度目安:20℃~60℃(トレッド表面部)
室温、暖機運転等による調整となります
温度計測点
- トレッド表面温度(センサ:放射温度計)
計測箇所: 幅方向に最大3カ所(In, Center, Out)
サンプリング:0.1sec
精度: ±0.5℃ - トレッド内部温度(センサ:熱電対)
計測箇所: 最大4カ所(挿入位置は要相談)
サンプリング: 0.5sec
精度: ±0.5℃ - 充填空気温度(センサ:TPMS)
サンプリング: 1sec
精度: ±1℃
空気圧を同時計測
暖機運転時の温度と力の時間推移
- トレッド内部温度
外気にる冷却の影響が少ないため、 温度上昇が続く - トレッド表面温度
外気による冷却により上昇区間が短い - 前後力(抵抗減)
発生力の傾向は、内部温度の影響も受けている
一般的に指標とされる、表面以外の温度計測も重要である。
温度計測点と温度推移例
温度計測点イメージ
スリップ角変化時のタイヤ各部の温度推移例
実例紹介: タイヤ表面温度推移 (制動試験)
試験風景