1輪ベルト式サスペンション試験機受託サービス
1輪ベルト式サスペンション試験機受託サービス
タイヤ転動時のサスペンションの変位・力を台上計測
1輪ベルト式サスペンション試験機は平坦路面でのタイヤ転動が可能なフラットベルトユニットの上に実車両と同じステアリング機構/サスペンション機構を装備し、実車走行と同時に操舵した時のサスペンション挙動を計測可能です。
- ・受託試験の事例
お客様の試験目的に応じて様々な計測が可能です。
・タイヤ評価:仕様、サイズ、空気圧、ホイールの違いなど
・サスペンション評価:車種、各部品の仕様違いなど
・ステアリング評価:各部品の仕様の違い、EPS制御影響検証など
・実車走行再現試験:実車走行と同じサス・タイヤにて台上試験 - ・特長
・台上計測による高い再現性 気象や走行路面など外部環境に 左右されない安定した環境条件で 同一の操舵入力が可能
・高再現性
・フラット路面でタイヤを転動可能 タイヤ転動時の操舵応答を台上 評価可能
・車体レスによる計測が可能 サスペンション単体を評価できる 台上試験なので、実車走行では難しい位置へのセンサ取付けなど計 測を優先する試験が可能
ウェビナー動画
タイヤ・サスペンション開発に貢献する、タイヤ関連受託試験サービスのラインナップご紹介
2つのサスペンションの“仕様違い”を動的に計測する試験例
操舵時のサスペンションの微妙な動きの違いは、ドライバーが感じる操舵感に影響すると言われています。
ベルト式サスペンション試験機によりサスペンション機構のホイール面キャンバー角の動きを計測できます。
仕様の違う2種類のサスペンションSpec.AとSpec.Bの計測試験では、操舵感の評価の良好なSpec.Bのキャンバー角の動きデータは線形を保っていますが評価の悪いSpec.Aでは非線形を示しています。
ホイール面キャンバー角の動きの線形性が操舵感に良好に影響することが計測されました。ベルト式サスペンション試験機によるドライバーの操舵感に影響する特性計測の一つです。
※木戸一希 他: 2輪フラットベルト式台上試験装置によるサスペンション 過渡応答の計測 2016年秋季大会自動車技術会講演予稿集より
ホイール面キャンバー角の動きの詳細(60km/h, 36deg操舵)
計測センサ適用例
- ホイール6分力、3軸変位・角度
- トップマウント6分力計
- 力ゲージ各種
- ステリングマシン、操舵力角計
- レーザ式距離センサ
- 非接触式3次元変位計測装置