• ピペット内部への液体吸引を防ぐため、使用開始時には、ピペットの電源がオンであることを確認してください。
• 数時間放置後に再びご使用になる場合は、チップを液体に入れない状態にて、予備の吸引・排出動作を行うことをお勧めします。
  ピストンの動きが円滑となり、精度よく分注できるようになります。

• 連続作業時の疲労感を低減するため、本体のグリップ部は握り易い形状
• 親指ではなく、人差し指で吸引・排出操作をすることで、疲労を緩和　〔左手での操作も可能〕
• 薄く長いフィンガーフックは、指がかかりやすく、ボタン操作を妨げない形状

他社製チップも使用可能です。

MPBチップ適合表

• 連続分注モード（MD〔Multiple Dispense〕モード） ：マイクロプレート等への分注作業に適した動作。1回吸引して複数回に分けて排出。
• 混合モード（MIXモード） ：種類の異なる液体を均一に混合する際に便利。吸引／排出を自動で繰返し実施。
• 分注混合モード（AUTO＋MIX）： 分注後に続けて混合（撹拌）
• シーケンシャル吸引モード（SA）： 異なる液体を設定した容量で吸引した後、全量吐出
• シーケンシャル排出モード（SD）： 同一サンプルを異なる容量に分注
• リバース動作搭載：チップ内に残りやすい液体の分注に最適
• プレディスペンス機能：バックラッシュによる誤差をキャンセル。個人による誤差を減少～高精度の分注を可能に【特許申請中】

※動作モード、分注容量などのユーザー設定は、ピペット本体に最大9種類登録可能。必要時に読み出すことで再設定の手間を省略（電源Off後も直前に使用した設定を記憶）。

• ユーザーCAL機能：簡単に分注容量の校正（調整）が可能【特許取得済】
• 質量（mg）モード：粉体と液体の混合時に便利（㎎モードでの校正も可能）【特許取得済】
• ロアパーツ、シリンダーを簡単に交換可能

• 揮発性ガスが接触する部分の材質の強化
  ピストン：SUS（MPB-200-8）/PVDF（MPB-1200-8）
  チップホルダのゴム：Si
• ピストン部には耐酸性・耐薬品性に優れたフッ素系グリースをコーティング
• 有機溶剤、賛成液のサンプル測定についてご案内しています

ピペットで精度よく分注するために

1. 体側面にUSBケーブルを接続（充電中も使用可能）
2. コンパクトな充電ハンガー
3. 充電スタンド
   • 1本がけタイプ（連結可能）
   • 4本がけタイプ

別売品のピペット容量テスターを使用することで、ご使用のピペットの容量チェックができますが、ユーザーキャリブレーション機能によって、更に校正をする事もできます。
これは精度確認という本来の目的に加え、例えば「お気に入りのチップ」を使用する場合でも、その容量を校正することで問題なく使用することができます。

• 日常的にマイクロピペットの精度を維持管理
  • ピペット容量テスター または天びんが必要です。
  • 出荷時に、精度を確認できる成績書を添付しています。
• 使用されるチップと被分注液体を利用した校正が可能

容量（μL）に加え、質量（mg）での分注をすることができます。固体や粉体といった、質量で管理している試料と液体を混合する際にも、単位の互換性が取れます。また、通常の容量校正では誤差が出やすい高粘度の試液も、リバースモードとmg表示により分注量を正確に管理することができます。
濃度計算が可能：質量（mg）による校正・表示機能 液体をmgで測定することで濃度計算が可能

「取扱説明書を見なくても設定・操作が出来る！」がコンセプトです。
「感覚的に操作出来ることとはどういうものか？」を徹底的に追及、４つのキーだけで設定出来るシンプルさと、それぞれのキーの「役割り」を決定しました。

• 【設定キー】MDモードに入る
• 【Up/Downキー】連続分注の容量、回数の設定
• 【Enterキー】各設定の決定

※最後にリバースモードでチップ内の残留液も排出させています

• 連続分注とは、一定の容量を複数回に分けて排出する機能です（例：100μL×12 回）。手動ピペットでは手に大きな負担を強いられるマイクロプレートなどへの連続分注作業を、格段に素早く、ストレスなく行えます。
• また連続分注を行う際には、合わせてリバースモードで使用することを推奨します。 これは、分注の際、例え僅かであっても誤差が発生する事が想定され、最後の回にその総合誤差が集約される可能性がある為です。
• 例）10μLを20回分注する 1～19回までの分注が、ほんの僅か多い（例10.001μL×19＝190.019μL）場合、通常のモードでは、最後の1回だけ9.981μLと逆に少なくなる
• リバースモードで、予め多めに吸引しておくことで、最後の回も、それまでの回と同様の容量を分注することが出来ます。
• PCR法で96wellプレートへの分注。ELISA法で抗体の分注に便利　作成時間を大幅に短縮。作成時間の短縮は、サンプルの揮発による誤差要因も軽減します。

• ELISA法で標準溶液・検体のサンプルをMIXモードでピペッティング。ピストン操作によるピペット本体の上下移動もなく、電動による等速動作は泡を立てないので再現性が向上。
• ミキシングとは、種類の異なるサンプルを容器内で均一に混合するため、予め設定した容量と回数で吸引・排出動作を繰り返す機能です。
  手動ピペットでは複数回ピストンを操作する事で親指へ大きな負担がかかりますが、MPAのミキシング機能はボタン操作一回で完了し、その負担を大幅に軽減できます。
• また、混合するサンプル量が少ない場合、手動式では手が動いてしまい、気泡が入ってしまうケースが見受けられますが、MPAではその心配からも解放されます。

ブローアウトモード/リバースモードを使い分けて高精度分注

• ブローアウトモード：
  一回の分注の際に、「最後の一滴をきちんと分注」するのに有効なモードです。捨て分注が不要なので、高価なサンプルを扱う場合や、サンプル量が少ない場合に有効なモードです。
• リバースモード：
  予め多めに吸引して、最後に「捨て分注」を行う機能です。連続分注の際、最後のショットだけが「足りない」「多い」という 誤差要因を無くします。また粘度の高いサンプルを分注する場合も、リバースモードが有効です。

標準モード（AUTO）と混合モード（MIX）をセットにした動作です。
標準の分注操作後に続けてミキシングを行う事ができます。 分注量、ミキシング回数・容量は個別に設定可能

種類の異なる液体を、設定した容量ごとに吸引し、一括で排出／サンプルの希釈に便利

吸引した液体を設定した容量ごとに、分けて吐出することが可能

MPBシリーズは、簡単に交換が出来るロアパーツを単品で販売しています。
オートクレーブ滅菌する際は勿論ですが、ピストン部の破損やコンタミなどの場合でも、修理に出すのではなく、その場で交換する事が出来るので、時間のロスを大幅に低減させる事に繋がります。

下記の機器を使用することで、校正を含め、電動マイクロピペットの点検や検査を自社で簡単に実施、記録することが可能です。

マイクロピペット用リークテスター AD-1690 商品詳細へ

ピペット容量テスター 商品詳細へ

ピペット管理ツール AD-1695 商品詳細へ

標準作業手順書（SOP）の作成等、機器の具体的な管理方法につきましては、お近くの営業所までお問い合わせください。

MPBをお使いのお客様は、下記フォームより電動ピペットのユーザ登録をお願いいたします。

ユーザ登録へ

充電機能はありません。壁面接着して使います。

連結可能【特許取得済】
MPB本体付属のACアダプタ1本で3台まで連結して電源供給可能
幅60mm×奥行き154mm×高さ335mm（ゴム足を横に伸ばすと幅95mm）

幅195mm×奥行き195mm×高さ350mm

96本入り、10セット

ケースのみ

肘への負担を軽減しピペット操作の高さ調節を可能とするクッションです。4枚のクッションを、必要に応じて積み重ねて使用します。

研究員を疲労から解放する電動マイクロピペットの使い勝手
マイナビニュース　インタビュー記事（2015.07.16）