成人1人1日当たりの食塩摂取量の基準は、男性7.5g未満、女性6.5g未満とされています。

※厚生労働省「日本人の食事摂取基準（2020年版）」より引用

塩分濃度（%）から塩分量（g）が分かります。
例えば、みそ汁1杯150gの塩分濃度が1.2%の場合、塩分摂取量は次のように1.8gになります。
みそ汁1杯150g × 塩分濃度1.2％ ÷ 100 ＝ 塩分摂取量1.8g

測定物を純水で希釈してから測定し、希釈倍率をかけることで塩分濃度を知ることができます。

測定物：純水 = 1：9の割合で希釈する

溶けるまでよくかき混ぜる

混ぜた液体を塩分計で測定する（※）

測定値は実際の数値の1/10

測定値に希釈倍率の10をかける

※油分を分離させ、油を避けて測定してください。（目安として10分置く）
※希釈した溶液に粒子の大きいもの（固形物、食物繊維など）が含まれていると、正しく測定できない場合があります。

塩分の摂りすぎは高血圧の原因になります。血圧の高い状態が続くと血管や心臓に負担がかかり、動脈硬化や心臓肥大が進みます。
その結果、脳卒中や心筋梗塞、心不全、不整脈、動脈瘤、腎不全など多くの循環器疾患が起きる可能性があります。

使う調味料を工夫したり、加工食品を食べすぎないようにしたりして、塩分を摂りすぎないように気を付けましょう。