製品が小型・軽量化すると、ちょっとした不注意から運搬中に落下させたり、作業台や棚からの落下が懸念されます。
RM1100は、JIS C 60068-2-32（IEC60068-2-32）に沿った試験により、高さ1mからの落下試験を実施しており、移動に伴う衝突や落下に対して壊れにくい構造になっています。

非動作状態の装置を各面・辺・角（26方向）の何れかの方向から、 約1mの高さから平らなアルミ製床に落下させた後、電源投入し、正常動作を確認。

RM1100は、耐振設計（米国国防総省基準MIL-STD-810E　514.5C-1準拠/自動車部品振動試験 JIS D 1601 第一種/A種準拠）により、走行試験等で求められる振動の激しい設置環境下での使用が可能です。

ディスプレイ表示を上下反転させることにより、入力部を下面にした使い方ができます。

• ディスプレイアーム、カメラマウントは当社では販売しておりません。カメラアクセサリ販売店、OA販売店にてお求めください。

入力部防滴カバー（RM11-402（※2））を、本体に接続する事により信号入力部、電源コネクタ部からの粉塵や水滴の侵入を防ぐことができます。埃や鉄粉、水滴が舞う環境でも安心して使用することができます。
（※2）特注品です

RM1100は、恒温漕・冷凍倉庫・工業炉周辺での計測や自動車の寒冷地・熱帯・砂漠での走行試験等に於いて使用可能な設計になっています。計測機器を保温するための装置や装備を使用することなく、RM1100そのままでデータ計測が行えます。
例えば自動車の走行試験において、本装置を車内に設置した状態でも、エンジンスタートと共に計測を開始できます。

マイナス20℃の環境に非動作状態で60分放置後、電源投入し正常動作の確認を実施。

60℃の環境にて連続した正常動作を確認

• 本製品の耐衝撃・耐振動は、無破損・無故障を保証するものではありません。

• 7型ワイド液晶ディスプレイにダイナミック波形描画
• タッチパネル の継承により、優れた操作性を実現

最大8chの電圧・温度と8点のロジック信号を入力可能

温度・電圧などの最大8チャネルの現象を高速で測定できます。

RM1102：温度・電圧の8チャネル、8点のロジック入力
RM1101：温度・電圧の4チャネル、4点のロジック入力（※1）
温度計測に於いては、専用のM3ネジ端子により熱電対の着脱が容易になっています。
（※1）RM1101は販売終了品です

高速現象をメモリに保存する“メモリーモード”、SDカードへ長時間収録する“ファイリングモード”、外部プリンタへ波形記録する“リアルタイムモード”の3種類の測定モードを用途に応じ選択できます。

メモリモード
内蔵メモリ（2,000,000data/CH）にMax1µs（1MS/s）でデータを収録するモードです。RM1100は、測定したデータは、ディスプレイでの表示、外部プリンタへの印刷、SDカードへの保存を行うことが可能です。

メモリ収録可能時間

ファイリングモード
ファイリングモードは、SDカードに長時間のデータ収録を行うモードです。1ch使用時Max1µs（1MS/s）、8ch使用時Max10µs（100kS/s）で高速収録できます。デジタルデタとして保存されるため、記録紙では行えない記録後のデータ解析や長期間のデータ管理が行えます。

SDカードへの収録可能時間

• 上記は、サンプルデータを収録した場合の収録時間です。ピークデータの場合は、半分の時間になります。

リアルタイムモード
リアルタイムモードは、入力データを外部プリンタに直接記録させる測定モードです。ペンが画面上に波形を記録するイメージでモニタ表示し、モニタ画面上で紙送り速度の変更を行うことが可能です。

（※1）RM1101は販売終了品です
（※2）特注品です